北京五輪チベット騒動の深層

２００８年４月１７日 田中 宇 記事の無料メール配信 ３月２５日にギリシャで点火された北京オリンピックの聖火が、欧州から北米、アジアへと、世界各地でイベントを開催しながら中国に近づいているが、聖火が行く先々で、チベットの独立や自治拡大を求める国際市民運動の参加者らが、チベットの旗を振りながら中国を糾弾する叫び声を挙げ、欧米を中心とした世界のマスコミが、これを大々的に報じている。 運動団体の戦術は、なかなか巧妙だ。たとえば抗議行動に参加する活動家たちは、あらかじめ衣服や顔に赤いインクをかけてから、聖火リレーに接近し、チベットの旗を振り、叫び出す。警官隊の制止を受けて活動家たちが引き倒され、近くにいるテレビ局のカメラがそれを大写しにする。活動家たちの顔や衣服は血だらけだ・・・と見る人はどきりとするが、実はあらかじめ活動家自身が体にかけておいた赤いインクである。活動家は、テレビを見る人に、中国

[facet]

「中国を怒らせて非米化する」アメリカの「隠れ多極主義」による扇動説。

[khiimao]

北京オリンピックを…どうやったらボイコットできるか…。中国が…ダルフル…ミャンマー…とか、いろいろな理由が動員されたが、今一つだった。そして今、ようやくチベット問題という格好のテーマが見つかった…

[scritti]

中国もチベットも騒乱を望んでいないとすると誰の意思が強く反映されているのか、という素朴な疑問を提示。さすが。

[deep_one]

五輪前に騒ぎを起こしたくない中国と、中国と仲良くしたいダライラマと、中国とうまくやっていきたい欧米経済界と、なのに起こったチベット暴動のこと。／そして赤インク（笑）

[ohnosakiko]

＞チベット騒乱は、欧米の扇動によって起こっている可能性が高い。＞運動参加者の多くは、このような裏側に気づいていない。