長野市で26日に行われる北京五輪の聖火リレーで、出発式を行う予定になっていた善光寺が聖火リレースタート地点の辞退を検討していた問題で、同寺は18日、辞退の意向を同市聖火リレー実行委員会に伝えた。実行委は、リレー計画の大幅な変更を迫られる事態となり、ルートの再検討を始めた。参道をスタート地点にすることなども検討されているという。 関係者によると、善光寺は、出発式の時間帯に一般参拝客の立ち入りを規制し、迂回(うかい)路を設けるよう、市側から要請されたため、17日に幹部らが会議を開いて対応を協議。その結果、スタート地点返上の方針を確認。18日になって、市実行委側に意向を伝えた。 これまでの計画では、善光寺の本堂と三門の間のスペースに特設会場を設け、26日午前8時から点火式などの出発行事を行うことになっている。その後、長野五輪の競技会場などをめぐる18.5キロのルートを予定している。 しかし、善光