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岡野八代 『ケアの倫理』のあとに来るもの[『図書』2024年9月号より]
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岡野八代 『ケアの倫理』のあとに来るもの[『図書』2024年9月号より]
『ケアの倫理』のあとに来るもの 『ケアの倫理』が問おうとしたこと 岩波新書新赤版二〇〇〇点突破記念... 『ケアの倫理』のあとに来るもの 『ケアの倫理』が問おうとしたこと 岩波新書新赤版二〇〇〇点突破記念の新書として、拙著『ケアの倫理──フェミニズムの政治思想』を世に問うた。二〇一九年末以降コロナ・パンデミックが襲った世界中で、ケア不足が問題となり、いや正確には、これまでのケア不足が可視化され、ケア実践・活動がエッセンシャル・ワークすなわち、社会がどのような状況に陥っても欠かすことのできない営みであることが誰の目にも明らかになった。 拙著は、パンデミック以前より構想されていたものであり、わたしがもう少し執筆に集中できていれば、もっと早く出版できていたかもしれない。しかしパンデミック以前に出版されていたら、これほどの多くの反響をいただくこともなかったかもしれないと、遅筆を正当化するつもりはないが、その幸運、というより皮肉な巡りあわせを感じざるを得ない。二〇一〇年に受理された博士論文『フェミニズム