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クリープハイプのベスト盤販売問題に見る専属実演家契約の落とし穴 | 栗原潔のIT弁理士日記
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クリープハイプのベスト盤販売問題に見る専属実演家契約の落とし穴 | 栗原潔のIT弁理士日記
クリープハイプというロックバンドのベスト盤をレコード会社が勝手に販売したことがちょっと問題になっ... クリープハイプというロックバンドのベスト盤をレコード会社が勝手に販売したことがちょっと問題になっています(参照記事)。 こういう事件は今までもありました。上記記事には宇多田ヒカルの例が載ってますが、それより前にはYMOの事件が有名です(関連フラッシュ)。 これらのケースで具体的にどのような契約が結ばれているのかはわかりませんが、ネットで公開されている専属実演家契約書(レコード会社とアーティストの間の契約書、別名、録音契約)のひな形を見るとだいたい想像がつきます(このひな形は「よくわかる音楽著作権ビジネス」の著者として有名な安藤和宏氏が代表をやっている会社Septima Leyのサイトに載っているものです)。 ここで問題になるのは著作権ではなく、著作隣接権のひとつであるレコード製作者の権利(通称、原盤権)です。著作権は作曲家・作詞家がJARACに信託していますので、特定の利用形態に対してNo