マラソンは周辺地域の高齢者にとっていのちに関わる問題であるという研究報告

白石 淳, 救急医 / Shiraishi Atsushi, MD, PhD @shiraishia_md マラソンって体に悪いんですよ。命に関わります。走っている人たち、ではなく、そのエリアに住む高齢者の皆さんに。 マラソンの日に救急搬送された心筋梗塞と心肺停止の患者は、病院到着までの時間が長くなり、その30人に1人が余計に死んでしまうとされます。 nejm.org/doi/full/10.10… 白石 淳, 救急医 / Shiraishi Atsushi, MD, PhD @shiraishia_md この論文をもってマラソン大会の中止という結論にはなりません。救急搬送時間の延長と搬送患者の死亡率の上昇は、マラソン大会からの因果の負の一面です。地域住民への健康の増進や経済効果などの正の側面もあってバランスすべきです。 この対策は中止ではなく、救急車の経路確保でしょう。