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ほぼ日刊イトイ新聞 - 吉田戦車の逃避めし
豆は伊藤理佐のお父さんが作っていて、 よく送っていただく。 食べ方は、青大豆なら固ゆでにして酢醤油... 豆は伊藤理佐のお父さんが作っていて、 よく送っていただく。 食べ方は、青大豆なら固ゆでにして酢醤油かけ、 うずら豆系ならサラダにして常備菜にする。 うまいのだが、伊藤は食べ物をしまいこんで 忘れてしまう達人であり、 流しの下を開けると数種類の豆がまだ大量に残っている。 新豆が来る前に食べきりたい。 酸っぱい系ではなく、 少量の塩漬け肉とともに煮こむことにした。 イメージは本で読んだことがある西洋の豆料理だ。 豆を水につけ、カレー用の豚肉に大量の塩をまぶす。 半日後。 アクをとりながら豆を煮始め、半分ぐらい煮えたところで ニンニクひとかけと、塩漬け肉、ワイン、コショー投入。 あのですね。 この連載始まって以来、1、2を争ううまさ。 「冷やしインド」や「納豆のタレ煮」は、 とても人様に出せるようなものじゃないが、 これだったらお客さんにも胸を張って出せる。 「黒パン、ぶどう酒」と合わせて、 ア