鳥に親指はあるか？100年越しの謎を解明 ネイチャー誌

仏シャトールノー（Chateau Renault）で開かれたコンテストで優勝したおんどり（2006年6月3日撮影）。(c)AFP/ALAIN JOCARD 【9月7日 AFP】生物学者が夜も眠れなくなるような悩ましい疑問がある――進化論的な観点から見て、鳥の三つ叉の羽の一番内側の指は親指か人差し指か？ 4日の英科学誌ネイチャー（Nature）に掲載された論文によると、その答えは「その両方の要素がある」というものだった。 研究によれば、通常、最初の指を作る鳥の幹細胞は胚発育の初期段階で死滅してしまう。そして、人差し指を作るよう設計された細胞が代わりに、親指のような突起物を作り出すという。 ■多様性ある動物の指の数 すべての4本足の脊椎動物は、四肢のそれぞれが5本指という太古の鋳型を共有している。だがそれは、指の数の多様化という生物の進化を止めることはなかった。 ヒトと霊長類の手足は通常5本指

[kechack]

一般的に、進化では新たな特徴を得ることよりも、特徴を失うことの方が容易だ。

[kowyoshi]

ニワトリの胚による発生学の研究が熱い。鳥が恐竜から進化したというのが決定的になったのも、確か恐竜の卵の化石内にあった胚の化石とニワトリの胚との比較だったはず。

[kz78]

"一般的に、進化では新たな特徴を得ることよりも、特徴を失うことの方が容易だ。" ふむ。人間の尻尾とかか。

[taro-r]

蹴爪が親指かと思っていた。

[maturi]

”鳥類の羽にある三つ叉の突起が、親指、人差し指、中指なのか、それとも人差し指、中指、薬指なのかをめぐる議論は、相反する証拠に焚きつけられ、1世紀以上続いてきた”