バチカン、性的虐待対処の手引き発表 教皇が作成要請

バチカンのサンピエトロ広場で信者らに手を振るローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇（2020年7月12日撮影）。(c)Vincenzo PINTO / AFP 【7月17日 AFP】ローマ教皇庁（バチカン）は16日、司祭や教皇庁幹部向けに、聖職者による児童性的虐待の被害に関する訴えを受けた際の対処方法をまとめた手引きを発表した。詳細な手続きの策定はフランシスコ教皇（Pope Francis）が要請していた。 手引きには、未成年者が受けたとされる被害の詳細を記入するフォームなどが含まれている。新たな教令は含まれないが、ローマ・カトリック教会が数十年にわたり直面してきた児童性的虐待スキャンダルへの対処法をめぐる既存のルールを明確化するためのものとされている。教皇庁は今回の手引きを「バージョン1.0」としており、必要に応じて改定していく意向だ。 アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は、ローマ・カ

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“(未成年者が受けたとされる被害の詳細を記入するフォーム等が含まれ)新たな教令は含まれないがローマ・カトリック教会が数十年にわたり直面してきた児童性的虐待スキャンダルへの対処法めぐる既存ルールを明確化”

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“昨年2月に性的虐待対策に関する特別会議、「事案浮上時の主な各段階に当局がとるべき措置を示す実用的なハンドブック」の作成要請。昨年5月、教会内性的虐待を知った聖職者に対して通報を義務付ける教令発表”