ロシアで「人体展」、捜査対象に 宗教感情の侮辱の恐れ

米ロサンゼルスで開催された「ボディー・ワールズ」のポスター（2008年6月5日撮影、資料写真）。(c)AFP PHOTO / VALERIE MACON 【3月24日 AFP】（写真追加）ロシア捜査当局は24日、首都モスクワで開催されている人間の遺体を芸術作品として見せる展覧会について、宗教感情の侮辱に当たりかねないとする指摘を受け、捜査を行う方針を明らかにした。 展覧会「ボディー・ワールズ（Body Worlds）」は、ドイツの解剖学者グンター・フォンハーゲンス（Gunther von Hagens）氏が考案。過去20年にわたり、特殊処理された遺体や臓器を世界中で展示し、物議を醸してきた。 重大事件を扱うロシア連邦捜査委員会は、展覧会の主催・企画団体に対する捜査を行うと発表した。 同委によると、複数の公人が同展について「倫理観に反する」もので、ロシアでは犯罪行為に相当する「信仰を持つ人々