経済危機で兵士も副業 軍は見て見ぬふりも レバノン

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【6月3日 AFP】深刻な経済危機が続いているレバノンでは、治安部隊の隊員が副業に走らざるを得ない状況となっており、治安の確保に懸念が生じている。 2019年後半に経済の低迷が始まって以来、兵士の給与は米ドル換算で約8分の1にまで目減りした。 兵士のサメルさん（28、仮名）は週3日、北部の港湾都市トリポリ（Tripoli）にある自動車整備工場でおじと一緒に働き、生活費の穴埋めをしている。「周りの兵士たちもほぼ全員、副業をしている」と言う。 通常ならば、兵役中の副業は禁錮刑に処される可能性がある。しかし、今は「軍は見て見ぬふりをしている。そうさせないとみんな辞めてしまうから」とサメルさんは話す。 レバノンでは、国民の80％以上が貧困に陥っている。平均

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