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【上原ひろみ インタビュー】10年ぶりの“ソロ・ピアノ” アルバム制作で実感「ピアノって本当にいいですね」 | ARBAN
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【上原ひろみ インタビュー】10年ぶりの“ソロ・ピアノ” アルバム制作で実感「ピアノって本当にいいですね」 | ARBAN
ピアノの鍵盤は、白と黒の無彩色。そこから「色彩」を生み出そうとしたのが、上原ひろみの最新作『Spect... ピアノの鍵盤は、白と黒の無彩色。そこから「色彩」を生み出そうとしたのが、上原ひろみの最新作『Spectrum』だ。このアルバムの収録曲には、それぞれ「色」のテーマが与えられ、アルバムを通して彼女独自の色彩感覚が表現されている。さらに、すべての曲が「ソロ演奏」によって構成されているのも、本作の大きな特徴だ。 色彩と独奏。このテーマには、彼女の “ある特殊な知覚” も反映されているという。 「ゾーン」に入ればどこまでも行ける ──ソロ・ピアノでアルバムを発表するのは10年ぶりですね。このタイミングで再びソロ作品をつくった理由は? 以前から、10年の間に “最低でも一枚はソロ・ピアノを出す” ことをピアニストとしての自分の目標にしていたんです。『Place To Be』(2009年のアルバム)から、あっというまに10年近くが経ってしまって、録音するなら今だと思いました。 ──制作の過程で、この1