茨城）「鉄路の王者」Ｃ６２、半世紀前の雄姿の写真展：朝日新聞デジタル

かつて常磐線などを走り、「鉄路の王者」と呼ばれた蒸気機関車（ＳＬ）「Ｃ６２」。守谷市などに住む鉄道写真愛好家らが、「シロクニ」の愛称で親しまれるＳＬの写真展を３月１２～３１日に市内で開く。半世紀前に撮影した雄姿を飾り、王者の復活を願う。 Ｃ６２は国内最大の旅客用ＳＬで、１９４８～４９年に４９両製造。常磐線の寝台特急「ゆうづる」や東海道線の特急「つばめ」、函館線の急行「ニセコ」を牽引（けんいん）した。５４年に東海道線の木曽川にかかる鉄橋で、狭軌鉄道のＳＬとして世界最高時速１２９キロを記録。人気アニメ「銀河鉄道９９９」のモデルにもなった。 展示するのは守谷市の松本由自さん（６５）と都内に住む田村宏さん（６６）、田島常雄さん（６６）の３人。旧都立秋川高校で写真部に所属し、１９７１年に卒業した同窓生だ。 ３人は、電化に伴って消えて…