ハンマー投げの鉄球が当たり頭蓋骨骨折 茨城県立高、防護ネットなく：朝日新聞デジタル

昨年7月、茨城県内の県立高校の陸上部の練習中に、部員の男子生徒が投げたハンマーについた鉄球が別の男子生徒の頭部に当たり、頭蓋骨（ずがいこつ）が折れる事故が起きていたことがわかった。県教育委員会は事故を受け、ハンマー投げなどの投てき競技の際には防護ネットなどで安全性を確保するよう求めている。 この事故については、消費者庁が今月、関係省庁や自治体からの連絡をもとにまとめた重大事故のひとつとして公表。県教委はこれまで、「被害生徒や加害生徒などの心情を考慮した」として事案を公表しておらず、事故が起きた学校に関する情報も明らかにしていない。 消費者庁の報告書や県教委によると、事故が起きたのは昨年7月1日。陸上部の練習中に、ハンマー投げの練習をしていた男子生徒が投げたハンマーが想定しない方向に飛び、ついていた鉄球が他の男子生徒の頭部を直撃。頭の骨が折れ、脳挫傷や高次脳機能障害などの重傷を負った。 生徒