紅麹サプリ、入院２６人に 原料８７％、５２社に販売 小林製薬発表：朝日新聞デジタル

小林製薬（大阪市）は２５日、同社の「紅麹（べにこうじ）」の成分を含んだサプリメントを摂取して健康被害を訴え、入院した人が２０人増えて２６人になったと発表した。大半が退院したという。また、同社は紅麹原料を買った取引先５２社に対応を要請し、自主回収の動きが広がっている。ただ、調査中の企業や別会社に卸した会社もあり、影響はさらに広がる可能性がある。▼３面＝原料に「意図せぬ物質」 宝酒造は２３日、日本酒９万６千本の回収を発表。食品大手の紀文食品も２４日、イカの塩辛２製品の回収を公表した。ＪＲ名古屋高島屋なども同日、同店などに入居する豆菓子専門店「豆福」の商品の自主回収を打ち出した。いずれも着色や風味づけなどのために使われていた。健康被害は確認されていないという。 ほかにも２５日に長野県の食品メーカーなどが回収の方針を打ち出した。 小林製薬は２２日、同社の紅麹原料を使ったサプリを摂取した人に、腎疾患