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環歪みを細胞取り込みに活かす | Chem-Station (ケムステ)
創薬研究やバイオプローブの開発において、しばしば問題になるのが分子の膜透過性。特にオリゴヌクレオ... 創薬研究やバイオプローブの開発において、しばしば問題になるのが分子の膜透過性。特にオリゴヌクレオチドやタンパク質などの大きな分子は膜透過効率が低く、医薬応用の大きな障害となります。今回は分子の性質をうまくつかって、その障害の解決に取り組んでいる一例を紹介したいと思います。 細胞膜のなかに入りたい 膜透過効率を上げる手法として、「膜透過性ペプチド」(Cell-Penetrating Peptide:CPP)を利用する方法があります。CPPはアルギニンを多く含んだ塩基性のペプチドで、細胞膜を能動的に透過することが知られているからです。従って、取り込ませたいタンパク質やペプチドなどにCPPを結合させると、効率的に細胞内へ導入することができます。 しかし、CPPは細胞毒性を持つ、必ず機能するとは限らない(当たり前ですが)などの問題があります。 そこでCPPによらない、新しい膜透過機構として、膜透過
2015/07/27 リンク