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ポップカルチャーにしか救えないこと おとぎ話・有馬和樹×山戸結希 | CINRA
「僕は人類史とは治癒の歴史そのものだと思っている。見知らぬ人の一瞬の笑顔から三日三晩に及ぶ大手術... 「僕は人類史とは治癒の歴史そのものだと思っている。見知らぬ人の一瞬の笑顔から三日三晩に及ぶ大手術までが我々を治し、癒す。あらゆる場所で何度でも再生 / 治癒が可能なCD音盤はこれ限りである」 これは菊地成孔がUAとのコラボレーションで発表した『cure jazz』のライナーノーツに寄せた文章の引用だ。この文章の前提には「人間は傷つきながら生きている」という世界認識があり、音楽はそれを癒し、救う役割があると示している。おとぎ話“COSMOS”のMVでは、人ごみの中で泣きじゃくる少女が、曲とともに軽やかに踊り出す。まさに音楽による治癒の、救済の感覚を描いたものである。 このMVを手掛けたのは、初監督作品『あの娘が海辺で踊ってる』が異例の注目を浴び、昨年、東京女子流主演の『5つ数えれば君の夢』で商業作デビューを果たしたばかりの新人映画監督・山戸結希。『MOOSIC LAB 2013』でグランプリ
2019/04/18 リンク