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斎藤真理子×八巻美恵 『ブルースだってただの唄』を今読む意味 | CINRA
21世紀になり、すでに20年以上が経ってしまった。時代は進んだけれど、私たちの世界は生きやすくなって... 21世紀になり、すでに20年以上が経ってしまった。時代は進んだけれど、私たちの世界は生きやすくなっているのだろうか。今から30年以上前、1986年に発売された藤本和子『ブルースだってただの唄』が、2020年11月に文庫化。本書は、著者の藤本がアメリカで専門職(臨床心理医、会計士等)に就く人々と、犯罪者として服役中の2人に話を聞き、それを文章にしたもので、そのテキストからは黒人女性が直面している困難が浮かび上がってくる。文庫の発売後、反響が大きく、1月に重版がかかったという。 その文庫版の解説を書いた、韓国文学の翻訳家・斎藤真理子と、文庫化の企画に関わった『水牛』の八巻美恵。この2人と、アフリカン・アメリカン文化に精通する音楽ライターの渡辺志保が本書について会話を交わす。本書が復活した経緯や、今も変わらない本書の魅力、現代まで続くアフリカン・アメリカンが置かれた立場を語ってもらった。30年の
2021/01/21 リンク