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正常血圧および高血圧の人に対する減塩食の血圧、ホルモン、脂質に対する効果
レビューの論点 2003年から4回目の更新となる今回のコクランレビューでは、塩分摂取量の減少による血圧... レビューの論点 2003年から4回目の更新となる今回のコクランレビューでは、塩分摂取量の減少による血圧への効果と、塩分摂取量の減少による一部のホルモンおよび脂質への潜在的な副作用を検討するために、参加者を塩分の高摂取群と低摂取群にランダムに振り分けた研究を解析した。 背景 血圧が高い人の塩分摂取量を減らすことによって血圧が低下するため、死亡率が下がるとして、一般的に塩分の摂取量を控えるよう勧められることが多い。しかし、正常血圧の人が塩分摂取量を減らしたときの血圧への影響は疑問視されてきた。さらに、複数の研究では、塩分摂取量の減少により、塩分を保持するホルモン系(レニンおよびアルドステロン)やストレスホルモン(アドレナリンおよびノルアドレナリン)が活性化され、血中脂質(コレステロールおよびトリグリセリド)が増加することがわかっている。遂には、最近の一般集団における観察研究で、塩分摂取量の減少
2022/11/01 リンク