県内でもドライアイス品薄 脱炭素で原料減、大手工場の生産停止 関係者冷や汗

アイスクリームや冷凍食品の保冷に欠かせないドライアイスが全国的に供給不足になっている。原料の二酸化炭素（ＣＯ２）は石油精製の副産物で、温暖化対策でガソリン使用量が減っていることや大手製造工場の生産停止などが原因。県内でも複数の販売会社が「需要に供給が追いついていない」とやりくりに頭を悩ませている。 県内のスーパーでは、利用客へのサービスとして食品売り場にドライアイス製造機を置いている所がある。松山市内のある店は、原料の供給不足を理由に７月から機械の利用を１人１回に制限している。 別の販売会社によると、大手の工場が不具合で運転を停止し、市場流通量が減少。さらに、数年前から老朽化などで工場閉鎖が続いている影響もあり「供給不足は今後も続くだろう」とみている。需要が増える時期に関係者の冷や汗は続く。

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ドライアイスが全国的に供給不足になっている。原料の二酸化炭素（ＣＯ２）は石油精製の副産物で、温暖化対策でガソリン使用量が減っていることや大手製造工場の生産停止などが原因。