病院元課長“架空の見積書”を認め... 「国立病院機構」めぐる贈収賄

独立行政法人「国立病院機構」の病院の工事契約をめぐる贈収賄事件で、病院の元課長が、業者の見積書が架空であることを知りながら、認めていたことがわかった。 千葉県の下志津病院の企画課長だった安彦昌人容疑者(60)は、病院の設備工事などの契約で、電気製品販売を行う「小松電器」が受注できるよう、便宜を図る見返りに、社長の松丸隆行容疑者(43)から、旅行の接待などを受けた疑いが持たれている。 小松電器は、実在する別の会社名義で架空の見積書を作成していて、逮捕された元課長は、これを容認していたという。 松丸容疑者(4月13日)「(国立病院機構さんは、大口のお客さんではある?)そうですね」 警視庁は、元課長と社長が、適正な業者の選定をしたように装っていたとみて調べている。