放射能汚染への万全の対策を 畜産審議会で意見 | 農政・農協ニュース | JAcom 農業協同組合新聞

放射能汚染への万全の対策を 畜産審議会で意見 食料・農業・農村政策審議会畜産部会が２月15日に開かれ、畜産・酪農をめぐる情勢や24年度予算に盛り込まれた対策などの説明後に委員から意見を聞いた。意見では原発事故後の畜産業への影響と、消費者への正確な情報発信、現行から引き下げられる予定の残留放射能の新規制値への疑問などが出された。 ◆新基準値への疑問 農水省は畜産物の放射性物質調査について▽原乳では原発事故当初に暫定規制値(200ベクレル／kg）を超過したものがあったが、４月以降はすべて50ベクレル／kg以下で超過したものはない、▽牛肉ではセシウム汚染稲わらの給与で暫定規制値（500ベクレル／kg）を超えたものが見つかったが６万7123検体数のうち0.2％にとどまり98.4％は100ベクレル／kg以下だった、▽豚肉・鶏肉・鶏卵ではすべて暫定規制値以下で99.3％が100ベクレル／kg以下だった