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シンとんぼ(5)化学農薬使用量リスク換算に使われるADIとは?
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みどりの食料システム戦略⑤化学農薬使用量(リスク換算)の50%削減(2050)というKPIのリスク換算の計... みどりの食料システム戦略⑤化学農薬使用量(リスク換算)の50%削減(2050)というKPIのリスク換算の計算の仕方とはどういう仕組みなのだろう? 前回、50%削減のKPIはリスク換算値の合計を減らすことだと言ったが、実際のところどういう計算で行われているんだろうか? リスク換算値は、農薬の有効成分ごとに定められているADIをもとに計算するそうだ。 ADIとは、Acceptable Daily Intake の略で一日摂取許容量というものだ。人がある物質(ここでは農薬の有効成分)を毎日摂取し続けた場合でも健康に悪影響が出ない量のこといい、mg/kg体重/日という単位で表される。例えば、人が健康に生きていくために許容される塩の摂取量は1日あたり5g(WHO基準)だが、この数値から日本人の平均的な体重を50kgとしてADIを計算すると5g=5000mg÷50kg=100mg/kg体重/日となり、