日本経済研究センター JCER｜JCERアングル － 月曜10時便

毎週初めに日本経済研究センターの、愛宕伸康主任研究員ら、景気および金融証券マーケットのウオッチャーが、焦点、勘どころを解説します。 １人当たりＧＤＰ成長率Ｇ７中２位、これって喜んで良いのか？－－13年11月5日 主任研究員 愛宕伸康 【１人当たり実質ＧＤＰ成長率は近年高まっているが・・・】 指標は見せ方によってまったく違う印象を与えたり、正反対の結論を導くことがある。先週の拙稿で、2000年代以降、日本の実質ＧＤＰ成長率は平均して0.7％と低迷しているが、生産年齢人口1人当たりで見れば、1990年代1.0％→2000年代1.3％→2010年以降1.7％と、実は伸び率を徐々に高めていると指摘した。これを見る限り、日本は少子高齢化問題を1人当たりの付加価値額を高めることによって十分カバーしているではないか、と見ることもできる。果たしてそうだろうか。 下図は実質ＧＤＰ成長率を、生産年齢人口の伸び

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１人当たりＧＤＰ成長率Ｇ７中２位、これって喜んで良いのか

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１人当たりＧＤＰ成長率Ｇ７中２位、これって喜んで良いのか？－－13年11月5日