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女子美術大学同窓会ホームページ» ブログアーカイブ » 中村菜都子さんのパリ通信 vol.1 – 内に向かう時間
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女子美術大学同窓会ホームページ» ブログアーカイブ » 中村菜都子さんのパリ通信 vol.1 – 内に向かう時間
○ 今回から平成29年度第18回女子美パリ賞を受賞された、中村菜都子さんにパリでの暮らしをご紹介してい... ○ 今回から平成29年度第18回女子美パリ賞を受賞された、中村菜都子さんにパリでの暮らしをご紹介していただきます。どうぞお楽しみください!! アトリエの壁を這う蔦の葉が、緑から赤に染まり、日の光は寒くなる気温に反して暖かな橙に変ろうとしている。パリで生活を始めてから半年が過ぎた。この滞在記を書くにあたり、これまで書き連ねてきた日記のようなものを見返し、自分に問いかけてみた。「この半年間、私は自分の思い描く生活ができているのだろうか?」と。小さな声で、けれどもはっきりと「はい」。メモの中には、<観想的な生活>という言葉が記されている。このような言葉を残しておきながら、渡仏当初はこれまで通り、外に向かい、能動的に、生産的に、活動を始めようとしていた。20代後半から6年間を、イギリスで生活していた頃と、40代で送る2度目のヨーロッパ生活とでは、欲するものに自然と変化が現れるのは当然のことだ。今の