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不眠症に対する認知行動療法の有効な要素を解明
坂田昌嗣 医学研究科助教、古川由己 東京大学特任臨床医、山本隆一郎 江戸川大学教授、中島俊 筑波大学... 坂田昌嗣 医学研究科助教、古川由己 東京大学特任臨床医、山本隆一郎 江戸川大学教授、中島俊 筑波大学准教授(研究当時:国立精神・神経医療研究センター室長)らの研究グループは、系統的レビューと要素ネットワークメタアナリシスを実施し、不眠症の認知行動療法の有効な要素を明らかにしました。 本研究では、最先端の統計解析手法である要素ネットワークメタアナリシスを用いることで、複数の要素の組み合わせから成る不眠症の認知行動療法の要素ごとの有効性を世界で初めて推定しました。不眠症に対して認知行動療法が有効であることは実証されていましたが、複数の要素のうちのどの要素が有効なのかは知られていませんでした。本研究では、認知行動療法の構成要素まで詳細に検討することで、全体としてだけでなく要素ごとの有効性を検証し、睡眠制限法・刺激統制法・認知再構成・第3世代の手法(マインドフルネス等)・対面提供が有効であることを