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ダメ社員は「心の安定化装置」として会社を救う可能性がある
「自分はダメ社員だと思って落ち込んできたけど、自分にも存在意義があるんだと思えた」(30代会社員) ... 「自分はダメ社員だと思って落ち込んできたけど、自分にも存在意義があるんだと思えた」(30代会社員) そんな読者の共感(?)を得てか、最近話題を呼んでいるのが『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)という本。進化生物学者によるアリの研究の話なのだが、それを自分や自分の会社に重ねては、つい納得してしまう人も多いのだという。 著者の長谷川英祐・北海道大学大学院准教授がいう。「アリとキリギリスの童話の影響からか、アリには働き者のイメージがありますが、実は巣のなかの7割ほどの働きアリは“何もしていない”。さらに1割は一生働かないことが、これまでの研究で明らかになっているんです」 よく「2:8の法則」とか「パレートの法則」などと呼ばれるが、「よく働くのは全体の2割だけ」というのはアリの世界でも同じというわけだ。 そしてこの本のキモは、その怠け者たちが、実は集団を維持するために必要な存在
2011/06/21 リンク