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杉良太郎 ゴールデン枠2本でもテレビ時代劇を休業した理由
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杉良太郎 ゴールデン枠2本でもテレビ時代劇を休業した理由
俳優、歌手、最近はボランティア活動でも知られている杉良太郎は、数多くの時代劇に主演しながら人気絶... 俳優、歌手、最近はボランティア活動でも知られている杉良太郎は、数多くの時代劇に主演しながら人気絶頂のタイミングでみずから休業した。1983年に突然、宣言したテレビ時代劇からの休業について杉が語った言葉を、映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづる。 * * * 時代劇スター・杉良太郎の名を一躍世間に轟かせたのは、1967年のNHK時代劇『文五捕物絵図』だった。『ゼロの焦点』『張込み』をはじめとする現代劇も含めた松本清張原作を杉山義法・倉本聰といった気鋭の脚本家たちが時代劇化し、和田勉らNHKを代表する演出陣が映像に切り取っていった本作の主演に抜擢された杉は、当時まだ役者デビューして二年目であった。 その後、杉は『大江戸捜査網』の主役や『水戸黄門』の助さん役でスターとしての地位を確立する。が、いずれもシリーズの初期に降板した。そして人気絶頂の1983年には突然テレビ時代劇からの休業も宣言してい