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朝ドラ、大河で多用の「ナレ死」 制作側の意図とは?
4月4日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の初週の週間平均視聴率は21.7%を記録し、... 4月4日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の初週の週間平均視聴率は21.7%を記録し、『あさが来た』の20.3%を上回った。初週のハイライトといえば、西島秀俊演じる「とと」こと小橋竹蔵が結核によりこの世を去ったことだろうか。 死を覚悟した竹蔵が長女の常子に「ととの代わりになってほしい」と思いを託すシーンは涙を誘ったが、竹蔵がこの世を去る場面は映像では描かれず、「3日後に、竹蔵は息を引き取りました」とナレーションで伝えるだけという、あっさりしたものだった。 このようにナレーションだけで登場人物の死を伝える演出法を、ネット民たちは「ナレ死」と呼んでいる。『あさが来た』でもこのナレ死はよく使われていたが、その意図はどこにあるのか。 ドラマ評論家の成馬零一さんはこう語る。 「1961年から放送されているNHKの朝ドラは、もともと映像よりも言葉の比重が大きく、耳で楽しむラジオドラ
2016/04/18 リンク