国立大学授業料の値上げラッシュに私が納得できない理由

教育は国の根幹である。経済的な事情によりその機会が不平等になってしまうような社会は望ましいとは言えまい。コラムニストのオバタカズユキ氏が考察する。 ＊ ＊ ＊ 首都圏の大学では東京大学がトップに君臨しているが、学力がそこまでは届かない優秀な若者の場合、理系なら東京工業大学、文系では一橋大学という「一流校」を目指す選択肢がある。だが、2018年の9月に東工大が、今年の9月11日に一橋大が授業料の値上げを公表したことで、そうした進路を選択できる層の幅が確実に狭くなった。 国立大学は学費が安くて合格したら親孝行、という時代はだいぶ前から昔話ではある。働きながら学費も自分で支払ったものだという苦学生像は、今の若者の祖父母世代が若かった頃にありえたイメージで、国立大学の授業料は1970年代半ばからガンガン上がり続けており、今の「標準額」は年53万5800円となっている。私大の一般的な文系学部の授業料

[siuye]

大学も別に値上げなんかしたいわけではない．運営交付金が減らされまくってどうしようもなくなって，値上げせざるを得なくなって，そしてその値上げの理由のためにいろいろぶち上げるという．地獄感．

[sekkachipapa]

実際、国立大学でも一部の大学以外は経営が困難な状況ですからね。

[ryokusai]

目的の良し悪しは別にして（私は悪いと思つてゐるが）、千葉大は国立大の中では国際化に積極的なところであるとは思ふので学費を上げる理由としては適切と思ふ。前も書いたが後は受験生がそれをどう評価するか。

[godmother]

保守的な考え方が割るわけじゃないけど、値上げの理由に外国留学があっても良いのでは？語学習得まではいなずとも、大学で公平に渡航チャンスが有れば、別の意味で視野も広がり、自分の可能性が考えやすくなる。