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元2世信者・小川さゆりさんが告白「母は養子に出すことを念頭に産んでいたとしか思えません」
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元2世信者・小川さゆりさんが告白「母は養子に出すことを念頭に産んでいたとしか思えません」
信者間で養子縁組が繰り返されていた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)。厚生労働省はこれに関する刑... 信者間で養子縁組が繰り返されていた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)。厚生労働省はこれに関する刑事告発を検討しているが、いまだ事態は進展していない。元2世信者である小川さゆりさんは「子どもの人権が守られていない」と訴え、3人の妹が養子に出されていた実態を近日刊行の手記『小川さゆり、宗教2世』で明かした。【第4回。第1回から読む】 韓国で行なわれた合同結婚式で両親が結婚し、ふたりの兄に続く3人目の「神の子」として生まれた小川さん。だが、その後生まれた妹たちには、ある運命が待っていた。小川さんが明かす。 * * * 養子縁組は「美しい伝統」 母が下の妹を妊娠したのは、私が4歳の頃でした。「あなたのきょうだいだよ」と聞いたときは嬉しくて、わくわくしていたのですが、あるとき、母はこう言ったのです。 「この子は養子に出すんだよ」 統一教会では子どもを授からなかった信者夫婦が、子どものいる別の信者の子