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それでも2020年に東京で五輪を開くべき理由
今週のコラムニスト:李小牧 〔4月4日号掲載〕 「ソウキョウ構想」という言葉をご存じだろうか。漢方... 今週のコラムニスト:李小牧 〔4月4日号掲載〕 「ソウキョウ構想」という言葉をご存じだろうか。漢方薬の名前みたいだが、ソウキョウは「双京」と書く。京都の行政や経済界、学者たちがまとめようとしている提言で、皇室機能の一部や文化庁、観光庁の京都移転がその目玉だ。 歌舞伎町で24年間生きてきた李小牧なら当然、人が減って東京が寂しくなることに反対するはず──読者の皆さんはそう思うかもしれない。「京」に「都」と名前に2つも都がある京都が、何も首都機能まで欲しがらなくてもいい気もするが、私は必ずしも反対しない。何より、国の人口の4分の1が東京とその近くに集中するリスクを減らすことができる。去年の福島原発事故の恐怖を思い出してほしい。 ただし、私がこの構想に賛成するのには条件がある。2020年の東京オリンピック実現だ。 東京五輪の招致活動に対して「日本のような経済大国が『震災からの復興のため五輪を開きた
2012/04/09 リンク