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本当の危機は断交ではなく、ISを利する民衆感情の悪化【サウジ・イラン断交(後編)】
イラクとシリアでは有志連合などによるイスラム国(IS)攻撃が奏功しはじめているが、今回のサウジ・イ... イラクとシリアでは有志連合などによるイスラム国(IS)攻撃が奏功しはじめているが、今回のサウジ・イラン断交でシーア・スンニ両派の民衆感情が悪化すれば、ISという「運動」がさらに力を増す恐れもある(ISのプロパガンダビデオと思われる映像より) Social Media via Reuters-REUTERS ※【サウジ・イラン断交(前編)】シーア派指導者処刑はサウジの「国内対策」だった はこちら 「メッカ大モスク占拠事件」以来の集団処刑 サウジ内務省にとって今回47人の「テロリスト」を一挙に処刑したことは、歴史的な重要性を持っている。サウジの新聞は、今回の「テロリスト」の集団処刑は、1979年に起きた「メッカ大モスク占拠事件」に関係した63人の実行犯が処刑されて以来の規模だと解説していた。 集団処刑を公表した内務省の声明文では、処刑された47人の名前のリストの後に、死刑の理由となった犯罪につ
2016/01/10 リンク