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脱原発に必要な抑止力とは
2013年9月に関西電力大飯原子力発電所が定期点検で停止して以来、日本は再び稼働原発ゼロの状態に... 2013年9月に関西電力大飯原子力発電所が定期点検で停止して以来、日本は再び稼働原発ゼロの状態にあった。今月、鹿児島の九州電力川内原発が13年7月施行の新規制基準を満たして初の再稼働を行う予定だ。 このまま日本政府が主張するように、原子力を日本の電源構成(エネルギーミックス)の20~22%(経済産業省「2030年時点で望ましい電源構成」案)まで復活するのを認めてもいいのだろうか。 原発は「夢の先進技術」ということになってきたが、基本はウランという奇妙な鉱石が自分で熱くなるのを利用して湯を沸かし、蒸気でタービンを回して発電するだけの、原子ならぬ原始的な原理に基づく。原子力は安価というが、今は天然ガスの価格が低水準にある。最新の環境技術を活用してCO2排出を抑えれば石炭でさらに安価に発電できる。 現在は規制緩和の議論はあるものの、国立・国定公園では地熱発電の開発は制限されている。火山国の日本に