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プラスチックを食べる蚊は、水から陸に汚染を広げる
蚊を餌にする動物の体には、プラスチックが蓄積されていくJames Gathany/CDC/Handout-REUTERS <餌とプ... 蚊を餌にする動物の体には、プラスチックが蓄積されていくJames Gathany/CDC/Handout-REUTERS <餌とプラスチックの区別がつかない幼虫が食べたプラスチックは、成虫になってもほとんど体内に残っていることがわかった> プラスチックで汚染された水の中で育った蚊の幼虫は、成虫になってもプラスチックが体内に残る──。 英レディング大学の研究チームは、蚊が成虫になって水辺から飛び去るときに、体内に蓄えた汚染物質「マイクロプラスチック」がどうなるかを観察した。9月19日に英科学誌バイオロジー・レターズに発表した研究論文によると、蚊の卵が孵化する河川や湿地がプラスチックで汚染されている場合、汚染されていない陸上の環境にまで被害を及ぼす恐れがある、と明らかにした。 「蚊の幼虫がプラスチックを食べることは予想していた」と、共同執筆者の1人で同大学教授のアマンダ・カラハンは本誌に語った