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年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
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年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
50代男性では年収600万円は中央値を下回るが、同年代の女性では上位20~30%の間 78design/photoAC <... 50代男性では年収600万円は中央値を下回るが、同年代の女性では上位20~30%の間 78design/photoAC <平均年収は一部の極端な数値に影響されるため、全体の中での位置付けを見るには年収分布の方が精度が高い> 自分の年収は高いのか、それとも低いのか――。関心を持っている人は多いだろう。ニュースで報じられる平均年収と比べる人が多いが、平均値は普通の目安を知る指標としては怪しい面がある。一部の極端な値に影響されるためだ。 ならば中央値はどうかというと、これとて全体のちょうど真ん中というだけで、この値と比較してどうか、という情報だけでは物足りない。全体の中のどの辺りか、上位20%に入るか......。こういうことも知りたいものだ。 そのためには、元データの分布に当たる必要がある。働く人の年収を知るのに最適な資料は、総務省の『就業構造基本調査』だ。雇用労働者ではないフリーランス等も含