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「いつ孔明は出るの?」 横山光輝『三国志』で官渡の戦いが、カットされた理由を聞いた! | 歴史人
三国志の入門書として、今なお愛読者を増やし続けている不朽(ふきゅう)の名作、横山光輝(よこやまみ... 三国志の入門書として、今なお愛読者を増やし続けている不朽(ふきゅう)の名作、横山光輝(よこやまみつてる)『三国志』。作中でも不動の人気を誇る諸葛亮(孔明/しょかつりょうこうめい)のエピソードや、官渡(かんと)の戦いが省略された理由を探る。 ■3分の1が終わって登場する「主人公」 「やっぱり諸葛孔明が主人公だと思って読み始めた人も多いみたいで、一体いつ主役の孔明が出てくるんですか? と読者の方にはよく言われました」 漫画家・横山光輝(1934~2004)は生前のインタビューで、こう話していた。諸葛亮の知名度や人気がよくわかるが、彼の登場はコミックス全60巻のうち、実に1/3が終わった21巻から。当時の読者がいかに首を長くして待ったか、また「三国志」がいかに長大な物語であったかも思い知らされる。 「子どもの頃に吉川英治さんの小説を読んで印象深かったのは諸葛亮で、すごく好きだった。誰もいない城で
2023/06/20 リンク