＜創刊140周年に寄せて＞AI新聞発行の第一歩に 佐賀新聞社長 中尾清一郎 | 暮らし・文化 | 佐賀県のニュース | 佐賀新聞

佐賀新聞は本日、明治１７（１８８４）年の創刊から１４０周年を迎えました。県民、読者、広告主の皆様のご愛読、ご支援に感謝申し上げます。また、今日の佐賀新聞は人工知能（ＡＩ）による編集を加え、新たな新聞発行への取り組みの第一歩とします。 ■１０年遅れた佐賀新聞創刊 全国の地方紙には創刊１５０年を超える新聞もいくつかあり、私はこの佐賀新聞との約１０年の隔たりを「中央と佐賀の距離、意識の低さ」だと勝手に思っていました。しかし、それは大変な誤りで明治７（１８７４）年の「佐賀戦争（佐賀の乱）」によって懲罰的に佐賀県が解体され、明治１６（１８８３）年になって住民の嘆願が実り佐賀県が復活、その翌年に地元有志が佐賀新聞を創刊しました。再興佐賀県にかけた先人の志を受け継がなければならない使命を感じています。 ■ネット・ＳＮＳ万能の時代に新聞は必要か メディア環境の変化、すなわちラジオ、テレビの登場のたびに新聞