児童虐待問題、小池都知事の国がやってに政府冷ややか、「徹底した検証を」

東京都目黒区で両親から虐待を受けていた５歳女児が死亡した事件を受け、政府は１５日に関係閣僚会議を開き、緊急対策を取りまとめる方針を決めた。一方、小池百合子都知事は都側の対応が適切だったかどうかの検証を終えない段階で政府に要望書を提出。問題解決をすべて国に押しつけようとする態度に政府内からは「自分たちで検証もしていないのに…」（関係者）と冷ややかな視線が送られている。 今回の事件で、都の児童相談所は女児が引っ越し前に住んでいた香川県の引き継ぎを受けたが、職員が面会できないうちに死亡したことが明らかになった。 小池氏は、検証を進めるとする一方で、１３日には厚生労働省に児相間で情報共有する際のルールを徹底するよう要望した。 菅義偉官房長官は１４日の記者会見で「まず都において、どこに問題があったのか、徹底した検証を行うべきだ」とくぎを刺した。

[AFCP]

"小池百合子都知事は都側の対応が適切だったかどうかの検証を終えない段階で政府に要望書を提出"