【編集日誌】信頼されることの大切さ 反面教師だった三菱自動車の不正

論語に「無信不立」（信なくば立たず）という言葉があります。国を治めるためには食料、軍備、信頼の３つが大事で、その中でも政治に対する信頼がもっとも重要だということを示した警句です。 この言葉が政治の世界だけでなく他の世界にも当てはまるものなのだと、つくづく感じられたのがフォルクスワーゲンや三菱自動車の不正問題です。三菱自動車は３月期決算の記者会見で、１日当たりの国内の受注台数が半減したことを公表しました。まさに信頼が崩れた結果といえます。 メディアも同じ。信頼できる記事が掲載されていると思うからこそ、読者は新聞を読んでくれるのでしょう。その信頼に応え、正確な情報を伝えることの大切さを、われわれは肝に銘じていかなければならないと思います。（編集局総務 五嶋清）

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三菱自動車は国内受注台数が半減したことを公表しました。まさに信頼が崩れた結果です。新聞も同じ。信頼できる記事の大切さを肝に銘じなければならないと思います。／2016年お前が言うなオブザイヤー優勝候補