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絶滅危惧種のランに酷似 筑波実験植物園が新種発見
絶滅危惧種に指定されているラン科植物「ムカゴサイシン」に似た新種を、国立科学博物館筑波実験植物園... 絶滅危惧種に指定されているラン科植物「ムカゴサイシン」に似た新種を、国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)が発見したことが分かった。形状はそっくりだが、ムカゴサイシンとは異なる遺伝子で「ムカゴサイシンモドキ」と命名。保全へ向けて新種ランの成長に不可欠な菌類の解析を進めている。 同園の遊川知久研究員によると、ムカゴサイシンモドキは九州南部(宮崎、鹿児島両県)と沖縄県の計4カ所で見つかり、主にムカゴサイシンの群生に紛れて生えていた。ムカゴサイシン保全のため、同園は約10年前から群生などを調査。自生地の株の遺伝子を解析する中で、異なる遺伝子の新種を見つけた。 高さ約6センチの花茎で、くちびる状の花びら(唇弁(しんべん))の模様と一部の花びらにある短い毛の有無が異なる。新種発見は米国の植物分類学会誌にも発表された。 ラン科の植物は発芽や成長に菌類の存在が必要だが、ムカゴサイシンモドキの菌類
2016/01/03 リンク