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がんゲノム検査に保険適用 「究極の個人情報」…差別懸念も(1/2ページ)
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がんゲノム検査に保険適用 「究極の個人情報」…差別懸念も(1/2ページ)
国内で新たにがんと診断される人は年間約100万人に上る。患者一人一人に最適な治療法を探るオーダー... 国内で新たにがんと診断される人は年間約100万人に上る。患者一人一人に最適な治療法を探るオーダーメード型とされる「がんゲノム医療」だが、治療につながる可能性はそう高くはないほか、究極の個人情報ともいえる遺伝子情報を扱うだけに、課題も多い。 がん遺伝子パネル検査に公的医療保険が適用になったことで検査の需要が拡大し、十分な対応ができない可能性が指摘されている。 厚生労働省は今秋にも、新たに30カ所程度を「拠点病院」に指定。検査の結果分析、治療方針の決定を担えるようにする方針だ。ただ対応できる病院が増えても、遺伝子などに詳しい専門医は限られている。 また、検査を受けても、治療につながる人は1~2割程度とされる。 がんゲノム医療に詳しい順天堂医院がん治療センターの加藤俊介センター長は「現在はがんの原因を調べることができても、治療薬の開発が追いついていない。がんゲノム医療に対する過大な期待は抱くべき