大槌の災害FMが放送終了 復興への思い、最後に発信

東日本大震災後、住民目線で地域情報を伝えてきた岩手県大槌町の災害ＦＭ局「おおつちさいがいエフエム」が２０１５年度末で事業を終了することになり、最後の放送となった１８日、住民も番組に参加して、震災や復興をめぐるさまざまな思いが取り上げられた。 同局は１２年３月に開設。町から委託を受けて復興事業の進展状況などを伝えてきたが、事業の見直しで年度末での廃止が決まった。 この日はスタジオからの生放送や収録されたインタビューで住民の声を紹介。「復興には若い人の考えを取り入れるべきだ」「震災から５年がたち、みんなに疲れが出ている。無理しないでほしい」などと、さまざまな意見が発信された。 運営するＮＰＯ法人の小向幹雄代表理事は「終了は残念だが、いつかまた町の復興が進んだころに再開できれば」と話した。 総務省によると、災害ＦＭ局は安否や支援の情報を伝達するため、臨時で開局される。震災後は東北地方の２４市町で

[rakurafu]

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