イスラエル企業が展示会 トヨタ本社で技術売り込み

イスラエル政府系団体「イスラエル輸出国際協力機構」などは１５日、次世代車向けシステム開発などを手掛ける同国のベンチャー企業計１０社の展示会を愛知県豊田市のトヨタ自動車本社で開いた。技術を売り込み、トヨタとの新規取引や関係強化を目指す。 イスラエル側は自動運転用の画像認識システムや、運転手の脇見や居眠りを検知する装置などを紹介し商談に移った。トヨタやグループ企業からは約８０人が参加した。 イスラエルには自動運転などの先端技術を手掛ける有力企業が多くある。イスラエル企業の担当者は「自動車業界で大きな存在感があるトヨタに技術をぜひ見てほしい」と話した。トヨタ幹部は「われわれのものづくりとイスラエル企業のソフトウエア技術を組み合わせて相乗効果を創出したい」と語った。