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【中国軍事情勢】中国の侵攻想定、台湾「漢光35号」演習の本気度(1/3ページ)
台湾の国防部(国防省に相当)は5月27~31日、中国からの侵攻を想定した年次演習「漢光35号」の... 台湾の国防部(国防省に相当)は5月27~31日、中国からの侵攻を想定した年次演習「漢光35号」の実動演習を実施した。蔡英文(さい・えいぶん)政権の発足以降、特に強まる軍事的圧力を受け、今年は報道陣への公開を増やし、市民の安心感を高める努力が随所にみられた。台湾海峡を挟んで中国の脅威を間近に受ける台湾の軍事演習のシナリオは、報道公開用であっても細部まで作り込まれていた。 (台北支局 田中靖人) ■代替滑走路で離着陸 中部・彰化県では28日、高速道路を代替滑走路として戦闘機を離着陸させる訓練が行なわれた。国防部は、緒戦に弾道ミサイルなどの攻撃で空軍基地内の滑走路が破壊されることを想定し、彰化と南部の嘉義、台南2カ所、屏東の計5カ所を「戦備滑走路」に指定している。うち屏東は高速道路ではなく一般道(省道)だ。 訓練では、戦闘機3機種各1機と早期警戒機E2Kの計4機が着陸後、燃料や弾薬を補給して離陸
2019/06/05 リンク