【スーパーラグビー】こじ開けた重い扉…サンウルブズ「負けたくないという気持ちだけだった」（1/2ページ）

日本ラグビーが新たな歴史を刻んだ。今季から参戦するスーパーラグビーで、昨年のＷ杯イングランド大会の４強・アルゼンチン代表を多数擁するジャガーズを下しての初勝利。聖地・秩父宮で体を張り続けたフィフティーンは、チーム名でもある「狼」を擬した遠吠えを上げるファンとともに喜びを分かち合った。 後半３０分過ぎに２６－２８とリードを許していてもあきらめない。ＰＧで逆転すると、ノーサイド直前にはＣＴＢ立川が勝利を決定付けるトライ。仲間にもみくちゃにされたヒーローは「負けたくないという気持ちだけだった」。 前節のチーターズ戦で１７－９２の屈辱的な大敗を喫するなど苦戦を余儀なくされ、Ｗ杯で日本代表を率いたジョーンズ前ヘッドコーチも「古い日本に戻った。ひどい状態だ」と酷評された。自国Ｗ杯を３年後に控え、暗雲が深まるばかりだった。