オリックス連合、神戸空港運営権に１９０億円提案

神戸市が進める神戸空港の運営権売却で、入札に唯一名乗りを上げているオリックスなど３社の企業連合が３０日、事業計画などを盛り込んだ提案書を市に提出した。運営権対価は公表されていないが、オリックス連合は当初予定していた約１８０億円から上積みし、１９０億円程度を提案したとみられる。市は７月中に選考会を開き、８月に優先交渉先を決定する。 企業連合はオリックスのほか、仏空港運営大手バンシ・エアポート、関西国際空港と大阪（伊丹）空港を運営する関西エアポートで構成。提出期限となっていた同日、オリックスの担当者が神戸市役所を訪れて提案書を提出した。 運営権対価は運営が始まる平成３０年度から４２年間で市に支払う総額となる。オリックス連合は市が提示する最低基準価格１７６億７千万円をわずかに上回る金額での提案を目指していたが、多額の借金を抱える市側がさらなる上積みを求めていた。運営権対価とは別に毎年度の収益に応