中国、来年の春節は３０億人が大移動 交通機関の利用者予測、４０日間で過去最大級

春節のシーズンを迎え、中国人ら多くの訪日外国人で賑わった大阪・ミナミの道頓堀＝２月４日午後、大阪市中央区（恵守乾撮影） 【上海＝河崎真澄】中国で来年の春節（旧正月）連休を含む４０日間の対象期間中に、帰省や旅行などで交通機関を利用する人が延べ２９億７８００万人に達するとの見通しを、交通省などの政府部門がまとめた。 中国中央テレビ（ＣＣＴＶ）などが６日までに伝えた。今年を２．２％上回って、過去最大級の民族大移動の季節を迎える。 政府が定めた連休は大みそかにあたる１月２７日から２月２日までの７日間。２月４、５の両日は振り替えで「平日」扱い。ただ、２億人を超える農村部からの出稼ぎ労働者らは長めの休暇を取る傾向があり、１月１３日から２月２１日までの４０日間を「春運」と呼ぶ特別な輸送体制で対応する。 交通機関別で、中間所得層の急増で航空機は１０％増の５８３０万人、高速鉄道網の整備で鉄路は９．７％増の３