エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
三品輝起 『雑貨の終わり』 | 新潮社
すべてのものが「雑貨」と称され、消費されていく過程を、著者は「雑貨化」と呼ぶ。前著『すべての雑貨... すべてのものが「雑貨」と称され、消費されていく過程を、著者は「雑貨化」と呼ぶ。前著『すべての雑貨』には、すでに「人々が雑貨だと思えば雑貨。そう思うか思わないかを左右するのが、雑貨感覚」という、おおまかではあれ、そうと頷くほかない状況認識が示されていたのだが、本書ではさらに一歩深化した視点から、自身の立ち位置が説明されている。同時代の雑貨の流行廃りを消費者の側から眺めてきた私にも、共感するところが多かった。 雑貨本という言い方があるとするなら、本書は従来の雑貨本の枠には入っていない。希少なコレクションの紹介も、経営に関するノウハウもなければ、特定の物に対する偏りのある愛の表明もない。むしろ偏愛という言葉に対する羞恥と忌避が全体をつらぬいていて、すべてを等価値に眺める「雑貨感覚」のなかに美醜を正しく判断しうる眼を保ちうるのか、保ちうるとしたらそれをどのように発揮すべきかについて、自問自答がくり