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【ある患者さんとの思い出:その1】脊髄損傷の青年実業家・Sさん - すなおのひろば
私がPT経験6年目の頃(2004年)のことです。 通勤中のバイク事故で脊髄損傷を負ってしまったSさん(... 私がPT経験6年目の頃(2004年)のことです。 通勤中のバイク事故で脊髄損傷を負ってしまったSさん(男性・当時33才)のリハビリテーションを担当することとなりました。 受傷直後の脊髄損傷の患者さんを担当するのは、私にとっても初めてのことでした。 《スポンサーリンク》 1.下半身麻痺の重傷を負って 2.過酷な歩行練習 3.転院 4.安堵と哀愁 5.残酷な神様 6.同じ空を見上げて 1.下半身麻痺の重傷を負って Sさんは雨の降る中、バイクで勤務先から帰宅する途中に自動車と衝突し、第10胸髄レベルの脊髄損傷という大怪我を負ってしまいました。 大まかに言うと、彼の場合、おへそのラインから下の知覚と運動機能が完全に失われた状態でした。 高学歴でなかった彼は、10代後半から20代にかけて相当苦労したようです。 解体業の従業員として働きながら経営のノウハウを学び、やがて自分自身で解体事業を立ち上げまし
2020/08/03 リンク