＜名勝小金井桜 復活の光と影＞（下）宙に浮く西への延伸：東京新聞 TOKYO Web

小金井市で造園業を営む杉山利男さんが育てているヤマザクラの苗。玉川上水堤に移植するまで６年かかるという 名勝小金井桜の復活計画は約十年がかりで、小金井市内の小金井橋から梶野橋まで約二キロの整備がほぼ完了した。いよいよ次の段階へ進もうとしていた昨年七月、小平市が慎重姿勢に転じ、事業は中断したままになっている。 次は、名勝の全長六キロのうち小金井橋から西側の茜屋橋までの約一キロの区間を五、六年で整備する計画。この区間は市境が玉川上水の上にあり、北側は小平、南側は小金井市域のため、玉川上水を管理する都水道局、サクラを管理する都教育庁と両市の四者が事業の進め方を話し合ってきた。